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LINEリッチメニューのサイズ|実寸・形式・容量の即答表と、掲載項目数から分割を決める順番

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LINEリッチメニューのサイズ|実寸・形式・容量の即答表

画像編集ソフトを開いたところで手が止まったときに要るのは、キャンバスを何pxで作るか、どの形式で書き出すか、何MBまで通るかの3つです。これはLINE側が値を公開しているので、先に表で出します。

結論だけ先に書くと、LINE公式アカウントマネージャーで作る場合のキャンバス実寸は、テンプレート(大)が 2,500×1,686px を基準とした3パターン、テンプレート(小)が 2,500×843px を基準とした3パターンの計6つ。ファイル形式は JPG・JPEG・PNG、ファイルサイズは 1MB以下です。

どの表を見ればよいかを先に振り分けます。管理画面(LINE公式アカウントマネージャー)で作るなら表1と表2。開発会社に依頼して外部連携で作るなら表3です。Lステップ・エルメなどのツールで作る場合、ファイル形式と容量(表2)はどのツールで作成しても同一ですが、キャンバス実寸が表1の6パターンに従うか表3のレンジに従うかは登録経路次第で、本記事では判定できません。

表1:キャンバスの実寸(LINE公式アカウントマネージャーでアップロードできる6パターン)

テンプレートの種類 キャンバスの実寸
大 2,500 × 1,686px
大 1,200 × 810px
大 800 × 540px
小 2,500 × 843px
小 1,200 × 405px
小 800 × 270px

管理画面(LINE公式アカウントマネージャー)で作る場合、このうちどれになるかは、掲載する項目数に合う格子をテンプレート一覧で見つけた時点で決まります。先に管理画面を開ける状態にしておいてください。

Lステップ・エルメなどのツールで作る場合、表1の6パターンのうちどれになるかを確定形では案内しません。確認できているのはファイル形式・容量(表2)がどのツールでも同一であることまでで、キャンバス実寸が表1の6パターンに従うか表3のレンジに従うかは、そのツールがどちらの経路でリッチメニューを登録しているかによります(この記事はツールごとのテンプレート定義を確認していないので、その対応表は載せていません。判定できない理由の詳しい説明は「ツールで作る場合もこの値は同じか」の節にあります)。

出典と確認範囲:LINEヤフー for Business のリッチメニュー作成マニュアル(2026年8月2日に確認。マニュアルには2025.07.29更新の表記があります)。6つのうち、マニュアルの本文に文字として書かれているのは2,500×1,686pxと2,500×843pxの2つで、残り4つはマニュアルが掲載している実寸表の画像から読み取った値です。

表2:形式・容量・そのほかの上限

項目 値 どこに書かれているか
ファイル形式 JPG・JPEG・PNG 公式マニュアル
ファイルサイズ 1MB以下 公式マニュアル(数値は管理アプリ側のセクションにある)
アクションラベル 最大20文字。リンク(URL)またはクーポンを設定する場合は入力必須 公式マニュアル

容量の「1MB以下」は、マニュアルの管理アプリ(スマートフォンアプリ)側のセクションに書かれている値です。Web版管理画面のセクションには、容量の数値が本文として書かれていません。 この違いは後の章でもう一度扱います。

次の表3は、外部連携で作る場合の要件です。管理画面(LINE公式アカウントマネージャー)だけで完結させる方は、表1と表2で足ります。

表3:外部連携で作る場合(Messaging API)の要件

項目 要件
フォーマット JPEGまたはPNG
幅 800px以上、2,500px以下
高さ 250px以上
アスペクト比(幅÷高さ) 1.45以上
最大ファイルサイズ 1MB
タップ領域の最大数 20

表1と表3を分けているのは、適用される場面が違うからです。管理画面は6パターンから選ぶ形で示され、外部連携で作る場合は幅と高さの範囲で示されます。この2つを重ねて「6パターン以外でも通る」と読むことはしません。 公式にそう書かれた記述を確認していないためです。

なお、リッチメニューと名前の似た「リッチメッセージ」は別の機能です。リッチメッセージの基準サイズは正方形の1,040×1,040pxで、公式マニュアルは「画像をそのまま適用する」場合のファイルサイズ上限を10MB以下としています。上の3つの表はいずれもリッチメニューの値で、リッチメッセージの値ではありません。

もう1つ、確認するときの前提です。リッチメニューはパソコン版・Chrome版のLINEには表示されません。パソコンの画面で見て出てこなくても、それは仕様どおりの挙動です(表示されない状態の切り分けが必要になったら、リッチメニューが表示されないときの確認手順を見てください)。

上の3つの表がどこから来ているかを、先に書いておきます。この記事は、LINEヤフー for Business の公式マニュアルと、LINE Developers の Messaging API ドキュメント/リファレンスを自分たちで読んで整理したものです。確認したのは2026年8月2日です。LINE公式アカウントマネージャーにログインして管理画面を開いた記録は、この記事には含まれていません。 そのため、テンプレートごとの分割パターン(何分割で、どういう割り方か)を1つずつ示すことはしていません。確認できた範囲と、確認できなかった範囲は、本文でも分けて書きます。

作り方の全体像や、リッチメニューとリッチメッセージが機能としてどう違うのかから見たい方は、LINEリッチメニューとは?作り方と、作る前に決める3つのことから読むと順番がつながります。

画像編集ソフトを開く前に押さえておきたいのは、次の5点です。

  • 管理画面でアップロードできるキャンバス実寸・ファイル形式・容量の上限(上の3つの表)
  • 「6分割の1マスは◯×◯px」という数字が実際には何を指しているのかと、テンプレートごとのセル座標が必要になったときの公式の入手先(この記事は分割ごとのセル実寸の一覧表を持ちません。その理由も次章で示します)
  • 掲載したい項目の数から、管理画面のどのテンプレートを選べばよいかを突き合わせる順番
  • 容量の上限について「10MB」という数字を見かけたときの読み方
  • Lステップ・エルメなどのツールで作る場合も、LINE側の値が同じかどうか

なお、決めた寸法で作った画像がスマートフォンで読めるかどうか(文字が潰れないか)の判断は、この記事では扱いません。 そちらはリッチメニューのデザインの決め方の担当です。

そして、この順番で決めたことをそのまま書き写せるように、「サイズ決定シート」をコピーして使える形で本文に置いています。

「サイズ」で迷う原因は、分割が画像の話ではないから

テンプレートが分割するのは「リンク領域」であって、デザイン領域ではない

公式マニュアルは、テンプレート選択の説明にこう書いています。テンプレートを選択することで「リンク領域」を分割することができ、分割したエリアに対してそれぞれアクションを設定することができる——そして括弧書きで、「デザイン領域を分割するものではありません」と付け加えています。

つまりテンプレートを選んでも、画像そのものが切り分けられるわけではありません。アップロードするのは常に1枚の画像で、テンプレートが決めるのは、その1枚の上のどこを押したらどこへ飛ぶか、という区切りだけです。

この区別が付いていないと、次のような詰まり方をします。

  • 「セル実寸どおりに画像を切って並べたのに、見た目が揃わない」 — 並べる必要がそもそもありません。1枚で作ります。
  • 「1つのセルだけ差し替えたい」 — 画像は1枚なので、差し替えるときは1枚を作り直します。
  • 「画像は6分割に見えるのに、押すと違うページが開く」 — 見た目の区切りと、テンプレートが決めた区切りが一致していません。

「◯分割の1セルは◯×◯px」という数字を探しているなら、それが指しているのはこの押せる範囲の座標です。画像に引くべき分割線の寸法ではありません。 ここを取り違えて、その数字どおりに画像を切り分けて並べると、見た目の区切りと押せる範囲が食い違うことになります。

「◯分割の1セルは何px」の正体は、タップ領域の座標

この記事が読んだ範囲では、公式ドキュメントが本文中に数値でタップ領域の座標を示している箇所は2つでした。どちらも 2,500×1,686px のリッチメニューについての値です。下の表がその2つです。

例 領域 左上の位置(x, y) 幅 × 高さ
左に1領域、右に2領域 左 0, 0 1,666 × 1,686
右上 1,667, 0 834 × 843
右下 1,667, 844 834 × 843
左右2分割 左 0, 0 1,250 × 1,686
右 1,251, 0 1,250 × 1,686

単位はpx。いずれも2,500×1,686pxのリッチメニューに対する値で、公式ドキュメントの記載どおりに写しています。これは公式が例として挙げているものであって、テンプレート全パターンの座標一覧ではありません。 また「公式にはこの2例しか無い」という意味でもありません——この記事が読んだ公式ページの中には、アクセスできず内容を確認できなかったものもあります。ほかの箇所に座標の記載がある可能性は残ります。

そして、ここに載っていない分割の座標を、この記事は計算して埋めません。 分割数で単純に割った値が、管理画面の実際の分割パターンと一致する保証を持っていないためです。上の1つ目の例が、その一端です。左の領域は幅1,666pxで、右の領域はx=1,667から始まります。あいだの1pxがどちらの領域にも入らない書き方になっていて、2,500を等分した値にはなっていません。2つ目の例は左右とも幅1,250pxで、こちらは2,500の等分ですが、右の領域の開始位置はやはりx=1,251です。そして、この2例からほかの分割の座標が導けるわけでもありません。

テンプレートごとの座標そのものが要るときの入手先

各テンプレートの分割パターンに合わせた画像作成用のテンプレート(デザインガイド)は、LINE公式アカウントマネージャーのリッチメニュー新規作成画面からダウンロードできます。 Messaging APIのドキュメントは「リッチメニュー新規作成画面を開いて、[デザインガイド]をクリックしてください」と書いており、公式マニュアル側も、この画面から「リッチメニューの分割パターンに合わせた、画像作成用のテンプレートがダウンロードできます」と記しています。

この記事は、そのダウンロード物の中身を確認していません。 前述のとおり管理画面にログインしていないためです。中身を推測して書くことはしないので、テンプレートごとのセル座標が必要な場合は、この経路で取得してください。画面の名称や導線は変更されることがあります(確認は2026年8月2日時点です)。

掲載項目数から分割を決める(決定の順番)

何分割にするかは、見た目の印象や好みからではなく、載せたい項目の数から決まります。根拠になるのは、公式の4点と、この記事が置く前提・編集判断です。まずLINEが公式に書いている次の4点を確認してください。

公式の制約 内容 どこに書かれているか
全部を「アクションなし」にはできない テンプレートの全エリアを「アクションなし」にすることはできない 公式マニュアル
分割はテンプレートを選んで行う テンプレートを選択することでリンク領域が分割され、分割したエリアごとにアクションを設定する 公式マニュアル
タップ領域は最大20 外部連携で作る場合、タップ領域は最大20個まで定義できる Messaging APIリファレンス
ラベルは20文字 リンク(URL)またはクーポンを設定する場合、アクションラベルの入力は必須で、最大20文字 公式マニュアル

決定の順番は、これらから次のように組み立てます。項目を数える → リンク(URL)またはクーポンを設定する項目に20文字のラベルが付くかを確認する → セル数と項目数をそろえる前提を採るか外すかを決める → 管理画面のテンプレート一覧でテンプレートを選ぶ(前提を採っていて同じセル数のものが無ければ、外部連携で作る側へ分岐) → 選んだテンプレートが大・小のどちらに並んでいるかで実寸が決まる。 以下、1ステップずつ見ていきます。

ステップ1:載せたい項目を数える

LINEリッチメニューとは?作り方と、作る前に決める3つのことの「決定シート:掲載項目を決める」を通ってきた方は、そこで確定した主セルと補助セルを、この記事の決定シートへ書き写すだけです。 ここで決め直す必要はありません。

まだ決めていない場合は、載せたい項目を1行ずつ書き出して、数を数えてください。ここで要るのは数だけです。何を載せるべきかの決め方そのものは、この記事では扱いません。 増やしたい行動を1つ決めてから主セルを置く、という順番は親記事の担当です。

ステップ2:リンク(URL)またはクーポンを設定する項目に20文字以内のラベルが付くかを確認する

各タップ領域には、アクションとは別に「アクションラベル」を入力する欄があります。リンク(URL)またはクーポンを設定する場合は入力が必須で、最大20文字です。このラベルは画面に表示される文字ではなく、OSの音声読み上げ機能に利用されます。

親記事の「決定シート:各セルのリンク先を記入する」でラベルまで確定させている場合は、それを書き写します。まだの場合、ここでやることは「リンク(URL)またはクーポンを設定する項目に20文字以内のラベルが書けるか」を確認するだけです。文言をここで作り込む必要はありません。

これを分割の前に置いているのは、ラベルが書けない項目は、導線としてまだ決まっていないからです。「その他」「詳しくはこちら」しか書けない項目は、押した先で何が起きるのかが自分の中でも決まっていない状態です。その状態のままテンプレートを選ぶと、空いたセルを埋めるために項目を足すことになります。決め直しが必要になったら、親記事の決定シートへ戻ってください。

ステップ3:セル数と項目数をそろえるという前提を、採るか外すかを決める

公式マニュアルが明記しているのは、テンプレートの全エリアを「アクションなし」にすることはできないというところまでです。つまり、少なくとも1つのエリアには行き先が必要です。個々のエリアを「アクションなし」にすること自体を禁じる記述は、この記事の確認範囲にはありませんでした。

そのうえで、この記事の決定順はセル数と項目数を一致させることを前提にします。これは公式が「一致させなさい」と書いているからではなく、次の2つからの帰結としてです。

  • 管理画面では分割線を自由に引けず、用意されたテンプレートから選ぶ
  • 項目数より多いセル数のテンプレートを選べば、余ったエリアは「アクションなし」で埋めることになる

「アクションなし」で埋めた領域は、押しても何も起きない領域です。 そして前の章のとおり画像は1枚なので、そこが押しても反応しない領域だと示すものは、自分で画像に描かない限り画像の中には入りません(LINE側が画面上でそれをどう見せるのか、あるいは見せないのかは、管理画面を開いていないこの記事では確認できていません)。押して反応しない面積を作るくらいなら、テンプレートのほうを項目数に合わせます。項目数に合うセル数のテンプレートが無いときは、余らせて埋めるのではなく、次のステップ4の分岐を検討してください。

つまり、「7項目あるので8分割にして1つ空けておく」という選び方を、この記事は既定では採りません。 選ぶテンプレートは項目数で決まります。

ただしこれは、この記事が置いている前提です。公式の禁止ではありません。 ここで2つの進み方に分かれます。どちらを採るかは読者が決めてください。

  • 前提を採る場合:項目数と同じセル数のテンプレートを探します。ステップ4へ進み、一致するものがあれば【4】→【6】、無ければ【5】の分岐へ進みます。
  • 前提を外す場合:項目数より多いセル数のテンプレートを選び、余ったセルを「アクションなし」にします。公式が禁じているのは全エリアを「アクションなし」にすることだけなので、この作り方も管理画面でできます。生じるのは「押せるのに行き先が無い領域」です。この場合は【5】の分岐には入りません。ステップ4でテンプレートを選び、そのまま【4】→【6】へ進んでキャンバス実寸を確定させてください。

ステップ4:管理画面でテンプレート一覧を開き、項目数と同じセル数のものがあるかを確認する

ここが実際の突き合わせです。LINE公式アカウントマネージャーのリッチメニュー新規作成画面を開き、テンプレート一覧を表示して、ステップ1で数えた項目数と同じセル数のテンプレートがあるかを見てください。(ステップ3で前提を外した方は、項目数より多いセル数のテンプレートの中から使うものを選んでください。以降の手順は同じです。)

このステップは、管理画面で作る場合の手順です。 Lステップ・エルメなどのツールで作る場合、選べる格子と、それが大・小のどちらに対応するかは、そのツールのテンプレート定義に従います。詳しくは「ツールで作る場合もこの値は同じか」の節を見てください。

この確認を読者にお願いしているのには理由があります。この記事は、個々のテンプレートの分割パターンを判読できていません。 公式マニュアルはテンプレート選択ダイアログの画像を掲載していますが、その画像の解像度(468×513px)では、それぞれのテンプレートが何分割で、どういう割り方なのかまでは読み取れませんでした。読み取れたのは、大と小に対応するキャンバス実寸(表1の6つの値)までです。

参考として、2026年8月2日にその掲載画像に並んでいるテンプレートを数えたところ、大が7つ、小が5つでした。ただしこれは公式が「7種類」「5種類」と文章で宣言している数ではなく、この記事が画像を見て数えた数です。 掲載画像は更新されますし、ダイアログがスクロールなどで全件を表示していない可能性も排除できません。この数を前提にテンプレートを決めないでください。 決める根拠になるのは、開いた実画面のテンプレート一覧のほうです。

同じ画面で、デザインガイドもダウンロードできます。 公式マニュアルはこれを「リッチメニューの分割パターンに合わせた、画像作成用のテンプレート」と説明しています。前の章で「セル座標が要るときの入手先」として挙げたのも、この同じ画面です。この記事は中身を確認していないので、それがどういうファイルなのかは書けませんが、テンプレート一覧を開いたついでに取得しておけば、二度手間にはなりません。

一致するテンプレートが無かった場合の分岐。 ここに入るのは、ステップ3でセル数と項目数を一致させる前提を採った場合です。その前提のもとで、管理画面のテンプレートに項目数と一致するものが無ければ、管理画面だけではその前提を満たせず、外部連携で作る側へ移ることになります。外部連携では、タップ領域を最大20個まで定義できます。ただしこれは「画像を大きくする」ような調整ではなく、作成に使うツールそのものを替える判断です。何を作りたいのか、実装を誰が担うのかを含めた判断は、リッチメニューの出し分けとタブ切り替えで扱います。

「管理画面では作れない」という意味ではありません。 ステップ3で前提を外せば、項目数より多いセル数のテンプレートを選んで余ったセルを「アクションなし」にする作り方が管理画面でもできます。この分岐に入るかどうかは、前提を採ったかどうかで決まります。

ステップ5:大か小かは、選んだテンプレートがどちらに並んでいたかで決まる

最後に大と小のどちらかを決めます。決まり方は単純です。ステップ4で選んだテンプレートが、一覧の「大」と「小」のどちらに並んでいたかで決まります。大小を先に決めてからテンプレートを探すのではなく、テンプレートが決まった結果として大小が決まります。ステップ3の前提を採った方も外した方も、決まり方は同じです。

ここも、管理画面で作る場合の話です。 ツールで作る場合、選んだ格子が大・小のどちらに対応するかは、そのツールのテンプレート定義に従います。

この記事は、「◯項目以上なら大」といった項目数の閾値も、「集客を重視するなら大」といった訴求ベースの基準も書きません。 どちらも、この記事が確認できた公式の記述には存在しないためです。

添えられる材料が1つだけあります。大は小より、トーク画面を占有する高さが大きいということです。表1の値どおり、同じ幅2,500pxで比べると高さは1,686pxと843pxで、ちょうど2倍の差があります。ただしこれはテンプレートを選んだ結果に付いてくる性質であって、テンプレートを選ぶ基準ではありません。

大か小かが決まったら、表1からその側の3つの実寸のうち1つを選びます。3つは縦横比がほぼ同じで、違うのは解像度です。どれを選んでも次の章の容量の上限(1MB)は同じようにかかるので、書き出したファイルのサイズと合わせて確認してください。

サイズ決定シート

ここまでで決めたことを書き写す1枚です。画像編集ソフトの横に置いて使えるよう、コピーできる形にしています。

■ サイズ決定シート(LINEリッチメニュー)
記入日:      /      /

【1】掲載する項目(親記事「決定シート:掲載項目を決める」からの転記欄)
  1.
  2.
  3.
  4.
  5.
  6.
  (7つ以上ある場合は行を足してください)
  → 項目数の合計:        個
  ※ ここは新しく決める欄ではありません。決めていない場合は、載せたい項目を
     1行ずつ書き出して数を数えるところまで。決め方は親記事へ。

【2】アクションラベル(親記事「決定シート:各セルのリンク先を記入する」からの転記欄)
  1.                                       (    文字)
  2.                                       (    文字)
  3.                                       (    文字)
  4.                                       (    文字)
  5.                                       (    文字)
  6.                                       (    文字)
  (【1】で行を足した場合はここも足してください)
  □ リンク(URL)またはクーポンを設定する項目に、20文字以内のラベルが書けた
  ※ ラベルの入力が必須になるのは、リンク(URL)またはクーポンを設定する場合です。
  ※ 書けない項目を導線としてまだ決まっていないものとして親へ戻すのは、公式要件ではなく
     この記事の判断です。
  ※ 書けない項目がある場合、その項目は導線としてまだ決まっていません。
     決め直しは親記事の決定シートへ戻ってください。

【3】前提の確認と、管理画面でのテンプレートの突き合わせ
  ※ この欄は管理画面(LINE公式アカウントマネージャー)で作る場合の欄です。
     ツールで作る場合、格子と大小の対応はそのツールのテンプレート定義に従います。
  □ セル数と項目数を一致させる前提を  →  採る / 外す
     ・採る場合:一致するテンプレートを探す。無ければ【5】へ。
     ・外す場合:【5】には入りません。項目数より多いセル数のテンプレートを選び、
       余ったセルを「アクションなし」にしたうえで【4】→【6】へ進みます。
  □ LINE公式アカウントマネージャー → リッチメニュー → 新規作成 を開いた
  □ テンプレート一覧を表示した
  □ 使うテンプレートを選んだ(採る場合は【1】の項目数と同じセル数のものがあったか → ある / ない)
     選んだテンプレート(見た目のメモ):
  □ 同じ画面で「デザインガイド」をダウンロードした

【4】大/小の判定
  ※ 【3】で一致するテンプレートが見つからなかった場合は、先に【5】を読んでください。
  ※ この欄は管理画面で作る場合の欄です(ツールの場合は上と同じ)。
  □ 【3】で選んだテンプレートは、一覧の「大」「小」のどちらに並んでいたか  →  大 / 小
  ※ 項目数の閾値や、訴求内容から決めるものではありません。
  ※ 前提を採った方も外した方も、決まり方は同じです。

【5】前提を採ったうえで、一致するテンプレートが無かった場合の分岐
  ※ 【3】で前提を外した方は、この欄を飛ばして【6】へ進んでください。
  □ 外部連携で作る(タップ領域は最大20個まで定義可能)
  → 判断は「リッチメニューの出し分けとタブ切り替え」の記事へ

【6】キャンバス実寸の確定(【4】の結果から1つ選ぶ)
  大: □ 2,500 × 1,686px    □ 1,200 × 810px    □ 800 × 540px
  小: □ 2,500 × 843px      □ 1,200 × 405px    □ 800 × 270px
  → 確定した実寸:              ×              px

【7】形式と容量の確認
  □ ファイル形式は JPG / JPEG / PNG のいずれか  → 選んだ形式:
  □ 書き出したファイルは 1MB 以下
  → 実際のファイルサイズ:            KB

【3】と【4】が、この記事だけでは閉じない部分です。テンプレートの一致を判定するのは実画面で、この記事ではありません。 逆に言えば、【1】【2】を埋めた状態で管理画面を開けば、テンプレート一覧の前で決めることは【3】の突き合わせだけに減ります。

ファイル形式と容量:どこで弾かれるか

形式はJPG・JPEG・PNG

公式マニュアルは、背景画像に設定できるファイル形式をJPG・JPEG・PNGとしています。Messaging APIのリファレンス側の表記は「JPEGまたはPNG」です。この一覧に無い形式については、この記事は扱えません。 公式が挙げているのがこの範囲だからです。

「JPGとPNGのどちらがよいか」については、どちらかを推奨する公式の記述を、この記事の確認範囲では見つけられませんでした。 確認できたのは、どちらも受け付けられるという列挙までです。優劣の基準をこの記事が作ることはしないので、どちらで書き出しても、次の容量の上限(1MB以下)を満たしていれば要件は満たします。

容量は1MB —「10MB」という数字を見かけたときの読み方

リッチメニューの容量の上限として、この記事が公式で確認できたのは1MBだけです。出典は2つあります。

  • Messaging APIリファレンスの「リッチメニューの画像の要件」に「最大ファイルサイズ:1MB」
  • 公式マニュアルの管理アプリ(スマートフォンアプリ)側のセクションに「サイズ:1MB以下」

前述のとおり、Web版管理画面のセクションには容量の数値が本文として書かれていません。 そのため「Web版の管理画面でも1MBなのか」は、管理画面側の記述としては確認できていません。管理画面にログインしていないので、アップロード時の注記やエラー表示も見ていません。

そのうえで、容量の上限を10MBと説明している記事を見かけることがあります。この記事は、それを誤りだとは書きません。 書けるのは、次の2つの観測事実までです。

  1. リッチメニューについて10MBを示す公式の記述を、この記事の確認範囲では見つけられませんでした。 これは「存在しない」ことの証明ではなく、「確認できなかった」というだけです。
  2. 10MBという数字自体は、公式に実在します。ただし、それが書かれているのはリッチメッセージのマニュアルです。 公式マニュアルは、リッチメッセージで「画像をそのまま適用する」場合のファイルサイズ上限を10MB以下としています。この2つを並べて示すところまでがこの記事の確認範囲で、「見かけた10MBはリッチメッセージの値を写したものだ」と原因を決めつけることはしません。

この記事としての扱いは、1MB以下に収めておくです。そうしておけば、上の2つのどちらの記述に照らしても要件を外しません。 10MBを前提に書き出して弾かれるより、1MBを目標に作るほうが手戻りがありません。

1MBに収まらないときに変えられること

2,500×1,686pxで書き出して1MBを超えた場合に、この記事が公式の値だけで示せる選択肢は1つです。同じ大/小の中で、より小さい実寸を選ぶことです。大なら1,200×810pxまたは800×540px、小なら1,200×405pxまたは800×270pxが用意されています。画素数が減れば、同じ絵柄でもファイルサイズは下がります。

これ以外の手段——圧縮率の調整、書き出し設定の変更、色数の削減——について、この記事は基準を持ちません。 公式が画像の要件として挙げているのは、フォーマット・幅・高さ・アスペクト比・ファイルサイズの5項目だけで、カラーモード(RGBかCMYKか)や解像度(dpi)はそこに含まれていません。解説記事の中には「RGBで作る」「72dpi以上にする」と書いているものもありますが、この記事の確認範囲では、それに対応する公式の記述は見つかりませんでした。 書けないので書きません。

なお、要件を満たしたからといってアップロードが必ず通ると保証するものでもありません。ここに挙げているのは、公式が要件として示している値です。

<a id="tool-same-values"></a>

ツールで作る場合もこの値は同じか

Lステップやエルメといった外部のLINE運用ツールでリッチメニューを作る場合の線引きです。

LINEプラットフォーム側の値のうち、ファイル形式・容量の上限は、どのツールで作成しても同一です。 冒頭の表に載せたこれらの値は、LINE側が受け付ける条件として公開されているものなので、作成に使うツールが変わってもツール側が変えられるものではありません。一方でキャンバス実寸は、表1の6パターンに従うか表3のレンジに従うかが登録経路次第で、本記事では判定できません(表1直後・表2直後の振り分け文と同じ判定不能の範囲です)。

表1(管理画面でアップロードできる6パターン)と表3(外部連携で作る場合の要件)のどちらが当てはまるかは、そのツールがどちらの経路でリッチメニューを登録しているかによります。 どちらの経路なのかを、この記事は判定できません。使っているツールの公式ヘルプで確認してください。

そして、この線引きの根拠はLINE側の記述であって、この記事が各ツールの画面を確認した結果ではありません。

一方で、ツールが独自の分割テンプレートを提供している場合、そのセル実寸はそのツールのテンプレート定義に従います。 この記事が示しているのはLINE公式アカウントマネージャーのテンプレート定義にもとづく値であり、ツール固有の分割パターンは扱いません。 管理画面の分割パターンと各ツールの分割パターンが同じである根拠を、この記事は持っていないためです。

もう1点、冒頭の表1について。6パターンのうちどれを使うかは、そのツールのテンプレート定義で決まります。この記事はツールごとのテンプレート定義を確認していないため、その対応表は載せていません。 管理画面で作る場合はテンプレート一覧で格子を見つけた時点で決まりますが、ツールの場合はその工程がツール側にあります。

ツール固有の分割パターンや、そのツールでの操作手順が必要な場合は、各ツールの公式ヘルプとテンプレート定義を参照してください。 この記事から個別のツール解説へ案内することはしていません。

決めた寸法で作る前に

ここまでで、キャンバス実寸・形式・容量と、選ぶテンプレートの決め方までが決まりました。ここから先——実際に絵を作る工程と、その見え方の判断——は、この記事の担当ではありません。行き先だけ示しておきます。

見え方の判断と、作り方の全体像は別の記事で

1つは、スマートフォンで見たときに文字が潰れないか、主セルが目を引くかです。どのテンプレートを選ぶかの美的な基準、コントラスト、文字の大きさ、公開前のレビュー基準を、この記事は持っていません。スマートフォンで読める見た目にする(文字が潰れないか)と、主セルの見せ方・テンプレートの選び方で扱います。この記事は、テンプレート集やおしゃれな素材の配布も行いません。

もう1つは、何を載せるか、各セルの行き先をどうするか、管理画面の設定をどこまで進めるかです。LINEリッチメニューとは?作り方と、作る前に決める3つのことで扱っています。この記事の決定シートの【1】【2】は、そちらの決定シートからの転記欄です。

確定した寸法と分割を、そのまま画像の制作へ渡す

寸法とテンプレートが確定したら、次はその指定で画像を作る段です。設計書づくりと画像制作をAIでどこまで肩代わりできるかは、設計書と画像をAIでどこまで作れるかで扱っています。この記事で確定した実寸と分割は、そのまま生成の指定値として使えます。

次に読む記事の対応表

決めたいこと 読む記事
何を載せるか、各セルの行き先をどこにするか LINEリッチメニューとは?作り方と、作る前に決める3つのこと
どのテンプレートを選ぶか、スマートフォンで読める見た目にするか リッチメニューのデザインの決め方
管理画面の格子で足りない場合に外部連携での実装へ進む判断 リッチメニューの出し分けとタブ切り替え
表示されない・アップロードできないときに切り分ける リッチメニューが表示されないときの確認手順
確定した寸法と分割で、画像そのものを作る 設計書と画像をAIでどこまで作れるか

読み終えたところで、この記事が届いていない範囲を区切っておきます。ここに書いたのは、LINEヤフー for Business の公式マニュアルと LINE Developers の Messaging API ドキュメント/リファレンスを、2026年8月2日時点で読んで確認が取れた範囲です。管理画面を実際に開いて確かめた記録ではありません。特に、テンプレートごとの分割パターンとセルの座標を、この記事は判読できていません。 掲載画像から数えたテンプレートの数(大が7つ・小が5つ)も、公式が文章で宣言した値ではなく、この記事が数えた観測です。マニュアルも管理画面も更新されます。実際の画面と食い違う記述があった場合は、画面のほうが正です。

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